Dictionary やきもの小事典 |
ひとくちに土づくりといってもたくさんの工程があります。
採土→土の精製→ねかせ→土練り。
成形の方法には、ろくろ成形、手びねり、たたらづくり、ひもづくり、などいろいろ
ありますが、満願寺窯では、使ってくれる人のために「祈り」を込めるため、手びねりで
つくっています。
成形後、乾燥しないうちに、高台を削ったり、模様をつけたりします。
成形した作品を天日干しで乾燥させます。
素焼きすることで、強度を高め、施釉がしやすくなります。
植物からとった釉をかけます。
満願寺窯の釉は、すべて植物の灰からできたものです。
桜や、柿などの植物や、トマト、きゅうりなどの野菜などからできた釉に、自然の
たくましさや、折々の季節を映すことができたら、と思っています。
窯の種類には、穴窯、登り窯、灯油窯などいろいろありますが満願寺窯は穴窯です。
いよいよ窯だしです。
余分な釉をとりのぞいたり、高台を削ったりして完成です。